--年--月--日 --:--
2015年04月13日 23:02
本日は広島ではなく九州は大分駅を取り上げます。
実は正月に旅行に行ったのがようやく今日記事になります(笑)
JR大分駅は、日豊本線、久大本線、豊肥本線の3路線が乗り入れる大分県の中心駅です。
乗車人員は平成25年度で約1万7000人で、JR九州管内で4番目に位置します。
平成8年度(1996年度)から連続立体交差事業が進められ、3年前の2012年3月に全面高架化が完了しました。
高架完了後は、地上駅時代の線路跡等を活用した駅ビルの建設や区画整理などが行われています。
―JRおおいたシティ―
大分駅周辺の新しい施設の総称です。
商業施設の「アミュプラザ大分」・「豊後にわさき市場」、地上21階建て「JR九州ホテルブラッサム大分」、大型駐車場などで構成されます。
「豊後にわさき市場」は高架化の完了と同時に高架下1階にオープンしました。
駅ビル商業施設「アミュプラザ大分」は今月16日にグランドオープンを迎えます。
【大分駅ビル】:JRおおいたシティ
駅北口から駅ビル全体の様子です。

最初に書いた通り今年の始めに撮影した少し古い画像です。現在はもうほとんど完成していることでしょう。
画像左側が、主に「JR九州ホテルブラッサム大分」が入る、高さ88m、地上21階・地下1階の駅ビルです。
19~21階は「シティスパてんくう」という露天風呂を備えた温泉施設になります。大分らしいです。
画像右側も駅ビルです。1~4階までが「アミュプラザ大分」として16日に開業します。
テナントは全部で183店舗に上り、119店舗が大分県初出店、18店舗が九州初出店になるそうです。シネコンも入ります。
今回は時間の都合で詳しく撮影できませんでしたが、化粧板に木を用いた素晴らしいバスターミナルも完成していました。
駅の正面玄関の方に進みます。

いやぁデカイ。
大きな屋根が張り出しており様々なイベントに活用できそうです。
建て替えられたJR博多駅・JR博多シティを連想します。
ちなみにJR九州で「JR○○シティ」と名付けられるのは博多駅とこの大分駅の2つだけだそうです。
高架駅の構内・自由通路に入ります。


なんと風格が漂う空間でしょうか!
駅という感じは全くせず、商業施設そのものです。
この自由通路の東側が高架化完了と同時にオープンした「豊後にわさき市場」です。
土産物店をはじめ、飲食店や惣菜店が入居します。
通り抜けて南口に出ました。

北口に比べるとシンプルですが綺麗にまとまっていました。
ちなみに大分駅では先ほどの北口を「府内中央口」、南口を「上野の森口」と呼ぶそうです。
それから大分駅から南側の市道にかけて、長さ444m、幅100mのシンボルロード「大分いこいの道」が昨年7月に整備されています。
「大分駅南土地区画整理事業」の一環です。
4車線の道路に沿って総面積約2.5ヘクタールの広場を設けるという大胆過ぎる都市計画には目を見張るものがあります。
【大分市】:シンボルロード「大分いこいの道」の概要についてお知らせします
自由通路内の改札口から、ICOCAをタッチして中に入ります。

改札から先はまた少し雰囲気が変わります。白を基調にして非常に明るいです。
この部分の発車標はLCDパネル3枚(と広告用1枚)を用いて表示されています。
改札内コンコースにやって来ました。


こちらも素晴らしい!
床が木目調になっており落ち着いた雰囲気です。天井が木目調だった自由通路とは対称的ですね。
エレベーターが通路の真ん中にありますが、シースルーになっているので狭さを軽減しています。
ベンチ。

JR九州はこういう所がお洒落ですよね。
通路内の発車標は三色LED式です。

独特です。
エスカレーターから2階ホームに上がります。




高架駅らしく自然光が多く降り注いでかなり開放的です。
サインや発車標は黒でまとめられておりカッコいいです。
床はアスファルトではなくグレーのタイルで敷き詰められてます。
待合室付近と天井の様子を。


乗車位置案内や停止位置目標、信号などは広島駅のように天井から直接吊るすのではなく、
一本鉄骨の梁を通してそこに統合して色々なものを設置しているようです。スッキリしてていいと思います。
主に利用する範囲ではきちんと天井の化粧板が設置されています。
以上、広島人によるJR大分駅の紹介でした。
3年前に高架化完了したばかりの駅ということでまだピカピカ。機能的にもデザイン的にも素晴らしい駅でした。
他県の人間がビックリするくらいですから、地元の日常的に使っていらっしゃった方はもっと驚いたのでしょうね。広島駅の改良とも通じる所があります。
大分駅の一日の利用客は1万7000人で、広島駅の1/4もありません。(そこにも驚きました…)
余計なお世話かもしれませんが、この街に立派な駅ができてこれだけの大型商業ビルが出来るとなれば、周辺の商業地区や商店街への影響は避けられそうにありません。
南口には駅ビル利用客用の大型駐車場が建設されているのが印象的でした。
なんとか駅を中心とする市街地全体に人を呼び戻し、おおいたシティが未来を牽引する存在になってほしいです。
アミュプラザ大分は4月16日、JR九州ホテルブラッサム大分は4月23日に開業する予定です。
「広島ブログ」に参加しました!
クリックにて応援をよろしくお願いします(^_^)

関連記事
実は正月に旅行に行ったのがようやく今日記事になります(笑)
JR大分駅は、日豊本線、久大本線、豊肥本線の3路線が乗り入れる大分県の中心駅です。
乗車人員は平成25年度で約1万7000人で、JR九州管内で4番目に位置します。
平成8年度(1996年度)から連続立体交差事業が進められ、3年前の2012年3月に全面高架化が完了しました。
高架完了後は、地上駅時代の線路跡等を活用した駅ビルの建設や区画整理などが行われています。
―JRおおいたシティ―
大分駅周辺の新しい施設の総称です。
商業施設の「アミュプラザ大分」・「豊後にわさき市場」、地上21階建て「JR九州ホテルブラッサム大分」、大型駐車場などで構成されます。
「豊後にわさき市場」は高架化の完了と同時に高架下1階にオープンしました。
駅ビル商業施設「アミュプラザ大分」は今月16日にグランドオープンを迎えます。
【大分駅ビル】:JRおおいたシティ
駅北口から駅ビル全体の様子です。

最初に書いた通り今年の始めに撮影した少し古い画像です。現在はもうほとんど完成していることでしょう。
画像左側が、主に「JR九州ホテルブラッサム大分」が入る、高さ88m、地上21階・地下1階の駅ビルです。
19~21階は「シティスパてんくう」という露天風呂を備えた温泉施設になります。大分らしいです。
画像右側も駅ビルです。1~4階までが「アミュプラザ大分」として16日に開業します。
テナントは全部で183店舗に上り、119店舗が大分県初出店、18店舗が九州初出店になるそうです。シネコンも入ります。
今回は時間の都合で詳しく撮影できませんでしたが、化粧板に木を用いた素晴らしいバスターミナルも完成していました。
駅の正面玄関の方に進みます。

いやぁデカイ。
大きな屋根が張り出しており様々なイベントに活用できそうです。
建て替えられたJR博多駅・JR博多シティを連想します。
ちなみにJR九州で「JR○○シティ」と名付けられるのは博多駅とこの大分駅の2つだけだそうです。
高架駅の構内・自由通路に入ります。


なんと風格が漂う空間でしょうか!
駅という感じは全くせず、商業施設そのものです。
この自由通路の東側が高架化完了と同時にオープンした「豊後にわさき市場」です。
土産物店をはじめ、飲食店や惣菜店が入居します。
通り抜けて南口に出ました。

北口に比べるとシンプルですが綺麗にまとまっていました。
ちなみに大分駅では先ほどの北口を「府内中央口」、南口を「上野の森口」と呼ぶそうです。
それから大分駅から南側の市道にかけて、長さ444m、幅100mのシンボルロード「大分いこいの道」が昨年7月に整備されています。
「大分駅南土地区画整理事業」の一環です。
4車線の道路に沿って総面積約2.5ヘクタールの広場を設けるという大胆過ぎる都市計画には目を見張るものがあります。
【大分市】:シンボルロード「大分いこいの道」の概要についてお知らせします
自由通路内の改札口から、ICOCAをタッチして中に入ります。

改札から先はまた少し雰囲気が変わります。白を基調にして非常に明るいです。
この部分の発車標はLCDパネル3枚(と広告用1枚)を用いて表示されています。
改札内コンコースにやって来ました。


こちらも素晴らしい!
床が木目調になっており落ち着いた雰囲気です。天井が木目調だった自由通路とは対称的ですね。
エレベーターが通路の真ん中にありますが、シースルーになっているので狭さを軽減しています。
ベンチ。

JR九州はこういう所がお洒落ですよね。
通路内の発車標は三色LED式です。

独特です。
エスカレーターから2階ホームに上がります。




高架駅らしく自然光が多く降り注いでかなり開放的です。
サインや発車標は黒でまとめられておりカッコいいです。
床はアスファルトではなくグレーのタイルで敷き詰められてます。
待合室付近と天井の様子を。


乗車位置案内や停止位置目標、信号などは広島駅のように天井から直接吊るすのではなく、
一本鉄骨の梁を通してそこに統合して色々なものを設置しているようです。スッキリしてていいと思います。
主に利用する範囲ではきちんと天井の化粧板が設置されています。
以上、広島人によるJR大分駅の紹介でした。
3年前に高架化完了したばかりの駅ということでまだピカピカ。機能的にもデザイン的にも素晴らしい駅でした。
他県の人間がビックリするくらいですから、地元の日常的に使っていらっしゃった方はもっと驚いたのでしょうね。広島駅の改良とも通じる所があります。
大分駅の一日の利用客は1万7000人で、広島駅の1/4もありません。(そこにも驚きました…)
余計なお世話かもしれませんが、この街に立派な駅ができてこれだけの大型商業ビルが出来るとなれば、周辺の商業地区や商店街への影響は避けられそうにありません。
南口には駅ビル利用客用の大型駐車場が建設されているのが印象的でした。
なんとか駅を中心とする市街地全体に人を呼び戻し、おおいたシティが未来を牽引する存在になってほしいです。
アミュプラザ大分は4月16日、JR九州ホテルブラッサム大分は4月23日に開業する予定です。
「広島ブログ」に参加しました!
クリックにて応援をよろしくお願いします(^_^)

スポンサーサイト
2013年02月21日 19:32
広島市では路面電車の駅前大橋線が計画され、広島駅への新たな乗り入れ方法として高架と地下で検討が進んでいます。
事業者である広島電鉄の社長交代により、利便性・費用面で優れる高架案で建設される公算が高くなっています。
JR西日本広島支社の杉木支社長の発言で、高架の場合は駅ビルの建て替えの可能性まで浮上しました。
そこで、駅ビルに電車が直角に突っ込む形で思い浮かぶのが、北九州の小倉駅です。
実は2年前の冬にある用で北九州に日帰りで行って来ました。
こちらで紹介するタイミングもなく、お蔵入りしかけていた画像達をこの機会ですので紹介して感想などを書いてみようと思います。
第一目的ではなかったので駅周辺とプラスαの写真しか無いのですがご了承下さい。。
では早速、小倉駅南口です。

これですね!なんと言っても。これが見たかったです!
上層階は小倉ステーションホテル、中層階から下が商業施設などが入る建物となっており、
モノレールが入線する中央部は大きな開口になっています。

迫力あります。
小倉駅南口はペデストリアンデッキも充実しており、現在撮影している場所はデッキ上の2階レベル。在来線ホームも2階です。
南北自由通路及び在来線改札口と跨線橋はもうひとつ上がった3階に、
モノレールは更に一つ上で、新幹線と同レベルの4階に乗り入れます。
在来線が地上ではないのは知りませんでした。
ということでかなり高い位置をモノレールが走ります。
階段を登り自由通路を見渡してみます。

この画像の奥の右側がJR在来線の改札口になります。そこから先は岡山駅のような典型的な橋上駅舎の構造。(実際は高架駅なのですが)
モノレールが発車を待っている状態ですが、非日常というか凄く新鮮な画ですね。
ここは駅ビルの中だと思うとつくづく小倉駅の規模の大きさ・結節点としての凄さというものを感じます。
ここで小倉駅駅ビル「小倉ターミナルビル」の概要を簡単にまとめてみると、
この駅ビルは小倉駅として4代目の駅ビルで完成は1998年3月。
地上14階・地下3階建て。
8階以下は商業施設の「アミュプラザ小倉」、それより上は「ステーションホテル小倉」が入居。
広島駅とは異なり在来線(3ホーム分)上空まで奥行きのあるビルとなっています。
北九州都市モノレールの小倉駅は、開業当初は一つ先の「(現)平和通駅」であったが、
駅ビルの建て替えと同時に小倉駅まで延伸開業し、現在の直接突き刺さる形になった経緯があります。
この自由通路から振り返ってモノレールが伸びる南側を見てみると、

中心駅からまっすぐ市街地へ向かうモノレールにも感心させられますが、ペデストリアンデッキもかなりのものです。
東西の商業施設と人工地盤で繋がり多くの人が往来していました。
(後に北口のデッキに更に驚かされる訳ですが・・・)
新幹線でここまで来ましたが、在来線の切符を買ってホームに入ってみます。

まあ当然なのですが駅ビルの直下はこの通り暗いです。
岡山駅でもそうでしたが、上の人工地盤を支える支柱は大きいものではなく1m四方の柱が何本も並ぶような形が一般的なようです。
広島橋上駅工事でホームに大きな穴が開きましたが、あの大きさの支柱がドンと建てられるわけではないかもしれません。
東側に少し離れたところから。

駅ビルの奥行きがよくわかると思います。
ここからひと駅の西小倉駅まで行ったのですが、それは後ほど。
先に小倉駅北口の写真を載せておきます。
自由通路を進むと北口にも巨大なペデストリアンデッキがあるんですね。

画像中央の少し右が自由通路の出口。左上を通るのが新幹線です。
この先。

これには驚かされました。幅は広い上に両側に屋根付きの動く歩道まで完備されています。

これが200m以上も北に向かって続いています。彼方先に小倉駅…。
今の広島駅と比べると全く勝負にならないですね。。
一応改良される広島駅北口にも3本ペデストリアンデッキが建設されますが、おそらく動く歩道までは付けないでしょう。
このデッキの下には自家用車駐車場やバスターミナルがあったり、リーガロイヤルホテルに直結していたりするようです。

リーガロイヤルホテル小倉(高さ132m、地上30階建て)
この辺りの点は広島橋上駅と近いイメージですね。
デッキの突き当りにはこのようなちょっとした広場があります。

奥に工場の煙突が見えます。北九州らしい光景です。
ここから右に進むと「西日本総合展示場」と直結します。

流通センターなどを含む「アジア太平洋インポートマート」とも合わせて、大規模なコンベンション施設になっているようです。
このような施設が駅と直結しているというのは羨ましいですね。
ちなみにこの西日本総合展示場の北東の敷地に、
Jリーグ2部ギラヴァンツ北九州の新たな本拠地となるサッカー専用スタジアムの建設が予定されているようです。
16年春の完成を見込んでいるとのこと。収容人数は2万人。
小倉駅とその周辺の様子は以上です。
本当に少しだけですが、小倉駅から道のりにして1キロくらいでしょうか。小倉城の周辺まで足を伸ばしました。
まずは先ほど在来線で移動したと書いた、西小倉駅周辺です。

小倉から西小倉までは非常に短い区間です。駅を出て東側の小倉駅方面を見た様子です。
左に見える超高層ビルは「小倉D.C.タワーレジデンス」。調べてみると145.7m、地上41階建ての超高層マンションです。
スッキリしたデザインですね。
右側は手前の白いビルが西日本工業大学の小倉キャンパス。奥の黄色っぽいものが「リバーウォーク北九州」という大型商業施設になります。2つが連なって、長さ数百メートルの壁になっている光景は迫力ありました(笑)こんな壁見たことありません(笑)
リバーウォーク北九州内にはショッピングはもちろん、シネコンや芸術劇場なども入居しており巨大な施設です。
リバーウォーク北九州の東の端。

凄い・・・。
広島も真似しろとは言いませんが、こういう遊び心がある建物が広島にも欲しいと思うようになりました。
リバーウォーク北九州南側に広がる勝山公園にも立ち寄りました。

小倉城を撮りたかったのですが、後ろの建物のインパクトが…(笑)
お城とマッチしない感じが新鮮でした!
勝山公園南側から東の方を向くとそびえ立つ「小倉タワー」。

写りは悪いですが、カッコイイ!100.8m地上28階建ての分譲マンションです。
形といい色使いといいこのデザインは気に入りました。
さり気なく写っている手前の橋の照明の形も独特ですね。歩いていて面白い!
その橋を渡りまして左へ曲がり小倉駅方面へ戻ります。
ここからも柴川越しにリバーウォーク北九州がよく見えました。

ここから小倉駅までの一帯は商店街や小さなお店が密集していました。
徒歩で小倉駅まで戻り、用もないのに北九州モノレールに乗車。

2駅だけ乗ってすぐ戻りました(笑)
ラッピングを施した車両が多かったです。
写真は以上です。
個人的に北九州は大昔にスペースワールドに行ったきりで、小倉駅周辺は初めて訪れました。
言わずと知れた鉄鋼業の街であり道路や交通をはじめインフラ整備は眼を見張るものがありますね。特に北九州都市高速道路など。
なにより小倉駅を中心として繁華街がコンパクトにまとまっているのは住みやすいだろうなと思いました。
地図を見る限りですが、住宅もモノレール沿線を中心に発展をしているなと。
広島とも絡めて最後に触れておきたいのはやはり小倉駅、駅の構造です。
最初の方でも書きましたが、この独特なモノレールの乗り入れは駅ビルの建て替えを期に同時進行で実現されたようです。
あんな大開口の構造ですから当然といえば当然でしょうね。
そのおかげで在来線・新幹線・モノレールのそれぞれの改札はすべて3階の自由通路・商業施設レベルに集積するという非常に利便性の高い構造となりました。
広島も同じようにして路面電車が高架構造で駅に乗り入れる検討を行なっています。
橋上駅化工事が進む中、なんとしても駅ビルも建て替えて全てを繋げない手はないです。
しかも広島の場合は路面電車の乗り場まで自由通路と同じになりますから、バリアフリーの観点でも優れたものになり得ます。
広電の新型車両もこれから増備されていくことと思います。
広島駅と紙屋町・八丁堀とをとにかく不便なく短時間でスムーズに繋げること。
これを追求し、駅と中心部が一体となってさらなる発展を期待したいものです。
「広島ブログ」に参加しました!
クリックにて応援をよろしくお願いします(^_^)

関連記事
事業者である広島電鉄の社長交代により、利便性・費用面で優れる高架案で建設される公算が高くなっています。
JR西日本広島支社の杉木支社長の発言で、高架の場合は駅ビルの建て替えの可能性まで浮上しました。
そこで、駅ビルに電車が直角に突っ込む形で思い浮かぶのが、北九州の小倉駅です。
実は2年前の冬にある用で北九州に日帰りで行って来ました。
こちらで紹介するタイミングもなく、お蔵入りしかけていた画像達をこの機会ですので紹介して感想などを書いてみようと思います。
第一目的ではなかったので駅周辺とプラスαの写真しか無いのですがご了承下さい。。
では早速、小倉駅南口です。

これですね!なんと言っても。これが見たかったです!
上層階は小倉ステーションホテル、中層階から下が商業施設などが入る建物となっており、
モノレールが入線する中央部は大きな開口になっています。

迫力あります。
小倉駅南口はペデストリアンデッキも充実しており、現在撮影している場所はデッキ上の2階レベル。在来線ホームも2階です。
南北自由通路及び在来線改札口と跨線橋はもうひとつ上がった3階に、
モノレールは更に一つ上で、新幹線と同レベルの4階に乗り入れます。
在来線が地上ではないのは知りませんでした。
ということでかなり高い位置をモノレールが走ります。
階段を登り自由通路を見渡してみます。

この画像の奥の右側がJR在来線の改札口になります。そこから先は岡山駅のような典型的な橋上駅舎の構造。(実際は高架駅なのですが)
モノレールが発車を待っている状態ですが、非日常というか凄く新鮮な画ですね。
ここは駅ビルの中だと思うとつくづく小倉駅の規模の大きさ・結節点としての凄さというものを感じます。
ここで小倉駅駅ビル「小倉ターミナルビル」の概要を簡単にまとめてみると、
この駅ビルは小倉駅として4代目の駅ビルで完成は1998年3月。
地上14階・地下3階建て。
8階以下は商業施設の「アミュプラザ小倉」、それより上は「ステーションホテル小倉」が入居。
広島駅とは異なり在来線(3ホーム分)上空まで奥行きのあるビルとなっています。
北九州都市モノレールの小倉駅は、開業当初は一つ先の「(現)平和通駅」であったが、
駅ビルの建て替えと同時に小倉駅まで延伸開業し、現在の直接突き刺さる形になった経緯があります。
この自由通路から振り返ってモノレールが伸びる南側を見てみると、

中心駅からまっすぐ市街地へ向かうモノレールにも感心させられますが、ペデストリアンデッキもかなりのものです。
東西の商業施設と人工地盤で繋がり多くの人が往来していました。
(後に北口のデッキに更に驚かされる訳ですが・・・)
新幹線でここまで来ましたが、在来線の切符を買ってホームに入ってみます。

まあ当然なのですが駅ビルの直下はこの通り暗いです。
岡山駅でもそうでしたが、上の人工地盤を支える支柱は大きいものではなく1m四方の柱が何本も並ぶような形が一般的なようです。
広島橋上駅工事でホームに大きな穴が開きましたが、あの大きさの支柱がドンと建てられるわけではないかもしれません。
東側に少し離れたところから。

駅ビルの奥行きがよくわかると思います。
ここからひと駅の西小倉駅まで行ったのですが、それは後ほど。
先に小倉駅北口の写真を載せておきます。
自由通路を進むと北口にも巨大なペデストリアンデッキがあるんですね。

画像中央の少し右が自由通路の出口。左上を通るのが新幹線です。
この先。

これには驚かされました。幅は広い上に両側に屋根付きの動く歩道まで完備されています。

これが200m以上も北に向かって続いています。彼方先に小倉駅…。
今の広島駅と比べると全く勝負にならないですね。。
一応改良される広島駅北口にも3本ペデストリアンデッキが建設されますが、おそらく動く歩道までは付けないでしょう。
このデッキの下には自家用車駐車場やバスターミナルがあったり、リーガロイヤルホテルに直結していたりするようです。

リーガロイヤルホテル小倉(高さ132m、地上30階建て)
この辺りの点は広島橋上駅と近いイメージですね。
デッキの突き当りにはこのようなちょっとした広場があります。

奥に工場の煙突が見えます。北九州らしい光景です。
ここから右に進むと「西日本総合展示場」と直結します。

流通センターなどを含む「アジア太平洋インポートマート」とも合わせて、大規模なコンベンション施設になっているようです。
このような施設が駅と直結しているというのは羨ましいですね。
ちなみにこの西日本総合展示場の北東の敷地に、
Jリーグ2部ギラヴァンツ北九州の新たな本拠地となるサッカー専用スタジアムの建設が予定されているようです。
16年春の完成を見込んでいるとのこと。収容人数は2万人。
小倉駅とその周辺の様子は以上です。
本当に少しだけですが、小倉駅から道のりにして1キロくらいでしょうか。小倉城の周辺まで足を伸ばしました。
まずは先ほど在来線で移動したと書いた、西小倉駅周辺です。

小倉から西小倉までは非常に短い区間です。駅を出て東側の小倉駅方面を見た様子です。
左に見える超高層ビルは「小倉D.C.タワーレジデンス」。調べてみると145.7m、地上41階建ての超高層マンションです。
スッキリしたデザインですね。
右側は手前の白いビルが西日本工業大学の小倉キャンパス。奥の黄色っぽいものが「リバーウォーク北九州」という大型商業施設になります。2つが連なって、長さ数百メートルの壁になっている光景は迫力ありました(笑)こんな壁見たことありません(笑)
リバーウォーク北九州内にはショッピングはもちろん、シネコンや芸術劇場なども入居しており巨大な施設です。
リバーウォーク北九州の東の端。

凄い・・・。
広島も真似しろとは言いませんが、こういう遊び心がある建物が広島にも欲しいと思うようになりました。
リバーウォーク北九州南側に広がる勝山公園にも立ち寄りました。

小倉城を撮りたかったのですが、後ろの建物のインパクトが…(笑)
お城とマッチしない感じが新鮮でした!
勝山公園南側から東の方を向くとそびえ立つ「小倉タワー」。

写りは悪いですが、カッコイイ!100.8m地上28階建ての分譲マンションです。
形といい色使いといいこのデザインは気に入りました。
さり気なく写っている手前の橋の照明の形も独特ですね。歩いていて面白い!
その橋を渡りまして左へ曲がり小倉駅方面へ戻ります。
ここからも柴川越しにリバーウォーク北九州がよく見えました。

ここから小倉駅までの一帯は商店街や小さなお店が密集していました。
徒歩で小倉駅まで戻り、用もないのに北九州モノレールに乗車。

2駅だけ乗ってすぐ戻りました(笑)
ラッピングを施した車両が多かったです。
写真は以上です。
個人的に北九州は大昔にスペースワールドに行ったきりで、小倉駅周辺は初めて訪れました。
言わずと知れた鉄鋼業の街であり道路や交通をはじめインフラ整備は眼を見張るものがありますね。特に北九州都市高速道路など。
なにより小倉駅を中心として繁華街がコンパクトにまとまっているのは住みやすいだろうなと思いました。
地図を見る限りですが、住宅もモノレール沿線を中心に発展をしているなと。
広島とも絡めて最後に触れておきたいのはやはり小倉駅、駅の構造です。
最初の方でも書きましたが、この独特なモノレールの乗り入れは駅ビルの建て替えを期に同時進行で実現されたようです。
あんな大開口の構造ですから当然といえば当然でしょうね。
そのおかげで在来線・新幹線・モノレールのそれぞれの改札はすべて3階の自由通路・商業施設レベルに集積するという非常に利便性の高い構造となりました。
広島も同じようにして路面電車が高架構造で駅に乗り入れる検討を行なっています。
橋上駅化工事が進む中、なんとしても駅ビルも建て替えて全てを繋げない手はないです。
しかも広島の場合は路面電車の乗り場まで自由通路と同じになりますから、バリアフリーの観点でも優れたものになり得ます。
広電の新型車両もこれから増備されていくことと思います。
広島駅と紙屋町・八丁堀とをとにかく不便なく短時間でスムーズに繋げること。
これを追求し、駅と中心部が一体となってさらなる発展を期待したいものです。
「広島ブログ」に参加しました!
クリックにて応援をよろしくお願いします(^_^)

関連記事
- トップページへ戻る
- Home