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夜のJR姫路駅北側広場 大胆なまちづくりに感動

2014年10月02日 23:44

201408himeji-13.jpg






JR姫路駅は平成元年から平成22年にかけて前後区間の連続立体交差事業が行われました。
これに伴い高架駅となった姫路駅の北口では、駅ビルの新築や駅前広場の拡大など元の地上駅時代の敷地を使った大規模な開発工事が行われています。

【姫路市】:姫路駅北駅前広場の整備について

himeji_hiroba-image.jpg
駅前広場イメージ図(上記姫路市HPより)


これまでに新しいJR駅ビル「piole姫路(ピオレ姫路)」の建設や、地下街のリニューアル、姫路城を望む眺望デッキの建設など一部駅前広場の整備などが行われています。
また姫路城へ繋がる目抜き通り「大手前通り」の姫路駅側を公共交通専用とする大胆な施策も、2年前から開始されました。
【姫路城】:大手前通りの整備について

この大手前通りの再整備や"西側の街区"を加えると、総面積約3万平方メートルの国内最大級の駅前広場に生まれ変わる予定です。


今回関西方面へ出かけたのも、これを見るのが大きな動機の一つでした。
完全に日が暮れてからの様子になってしまいましたが紹介していきます。

まずは新しい駅ビルの西側にできた眺望デッキ、通称「キャッスルビュー」です。

201408himeji-10.jpg

ちょうど中央コンコース(自由通路)の北側出口へ、門のように"コの字型"に建設されました。
ルーバー状になった木材が照明に照らされてかなり上質な雰囲気を感じます。
骨格となる黒い鉄骨は姫路市を支える「鉄鋼製品」をイメージしており、天上や床などの木材は地元の姫路市安富町産の杉が使用されているそうです。


展望スペースとなっている2階へ移動します。

201408himeji-3.jpg

笑ってしまうほど凄いです!
都市の喧騒を感じさせない美術館にでもいるかの様です。


このデッキは昨年6月に完成しているようですが、まだ木の香りが残っていました。

201408himeji-1.jpg

デッキの屋上には太陽光パネルも設置されています。
大手前通りの延長線上となっており、デッキからは世界遺産の姫路城を眺めることができます。
この時は時間が時間でしたのでそれほどでもありませんでしたが、昼間、とりわけ大型連休ともなると多くの人がここ訪れるのではないでしょうか。


デッキから見る北口駅前広場と、突き当りにそびえる姫路城です。

201408himeji-2.jpg

この通りの先に見える最初の信号からこちら側が公共交通(バス・タクシー)専用となり、マイカーの進入が制限されている区間です。
車線が減らされて大幅に歩道が拡張されているのが分かります。
姫路駅に向かってきた車両は駅の手前で右(画像左)に折れ広場西側の乗降ステーションへ入っていきます。


「キャッスルビュー」から広場北西に建つ山陽電鉄の「山陽百貨店」(山陽姫路駅)までは、円弧状の連絡デッキで結ばれています。

201408himeji-4.jpg

右下に見えるのがバス乗り場です。まだ工事は続けられており、完成時にはこのデッキから直接のりばへ降りられる階段・エレベーターも設置される予定です。

上の画像で正面に見えるビルが建設中の「姫路ターミナルスクエア」(HIMEJI TERMINAL SQUARE)
神姫バスが建設する高さ約42m、地上9階、延約1万3000平方メートルのオフィスビルです。


1階は一般車の乗降場、2階以上は商業・オフィスのテナントエリアとなります。

201408himeji-5.jpg

当然こちらのデッキと接続します。2015年春の完成予定です。
【Walker47 [ウォーカーフォーティセブン]】:一夜で見参!神姫の新ターミナルビル


連絡デッキから見る、新しい駅ビル「ピオレ姫路」と「キャッスルビュー」です。

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巨大な壁面を使ったLEDのイルミネーションが行われています。「キャッスルビュー」の雰囲気が素晴らしかっただけに、少しやり過ぎ何じゃないかと思うほどでした。。(^_^;)


地上6階・地下1階のこのビルの目の前には、地下1階レベルまで掘り下げられたサンクンガーデン、通称「キャッスルガーデン」が整備されています。

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壁面は石垣、ちょっとした水路も設けられています。
ご想像の通り、姫路城の外濠をイメージしておられるようです。地質上、広島には真似できませんね…(笑)

駅ビルと反対側(北側)にも店舗の入口が見えますが、高架化前の駅ビルを運営していた会社による商業施設「フェスタ」、地下街「グランフェスタ」の入口となります。
【GRAND FESTA(グランフェスタ)】:フロアガイド

「キャッスルガーデン」を経由して、駅ビルの地下と地下街・商業ビルが直結していることになります。


駅ビルはこれくらいにして、公共交通専用となった大手前通りに少し足を伸ばしてみました。

201408himeji-8.jpg

突き当りが「キャッスルビュー」などがある姫路駅北口です。
専用区間の車道は雰囲気のある石畳となっています。
地下道の出入口や建物側の照明灯が、元々片側4車線だった名残ですね。
広くなった歩道でオープンカフェなどが開ければさらに良さそうです。


もう少し北側に進んだ「白銀交差点」から姫路駅方向です。

201408himeji-7.jpg

「一般車進入不可」の看板に警備員も立って、ドライバーに注意を促しています。


姫路編は以上です。
バスターミナルとオフィスビルの完成をまだ残していますが、素晴らしい"まちづくり"を見せてもらいました。
一般車の進入規制という大胆な計画を実現させたことに拍手です。
よく市民の理解を得られたものですね。
きちんとした迂回路(内々環状線)及びそこからのアプローチを確保したこと、そして何より姫路城を誇りに思う市民の気持ちがあるからこそなのでしょうか。
この駅前広場の整備を見ると、"世界遺産の城のにふさわしい駅前にする"という強い意思を感じますよね。
ただ、人の欲というものは尽きないもので、景観面でデッキから見える建物の看板がもう少し控えめなら良いのになと少し感じてしまいました。。

同じ世界遺産を持つ広島。こういった議論は官民で割と盛んに行われているとは思います。
一貫したコンセプトと実行力をぜひ見習いたいものですね。

今回、改修工事が進み真っ白な天守閣がお披露目された姫路城は夜になってしまったので断念しましたが、
工事が完全に終わる来年春以降に駅前の進展と合わせてまた見に来たいです。


なお姫路駅北の駅前広場の東側では、街区をA~Cブロックに分けて民間による開発が予定されています。
プロポーザルによりそれぞれの街区の概要とパース図が公開されました。
【姫路市】:キャスティ21コアゾーンの開発事業者の募集結果について

姫路市初の超高層ビル(ホテル)などが計画されているようです。



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『あべのハルカス』 日本一のビルの展望台へ

2014年09月25日 22:17

あべのハルカスは近畿日本鉄道(近鉄)がデベロッパーとなって、大阪市阿倍野区へ今年3月に竣工した超高層ビルです。
高さはビルとして日本一高い300m
地上60階・塔屋1階・地下5階、延床約35万3000平方メートル(タワー館・ウィング館含む)という驚くべき規模のこの施設は、
近鉄の百貨店や飲食店、オフィスや「大阪マリオット都ホテル」、さらには美術館まで様々なテナントで構成されます。
【あべのハルカス】:フロアガイド


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なんと表現して良いのか分からないほど"大きい"です。
私の場合、高さよりもこの敷地いっぱいにバカでかいものが立っている感じというか物量感のようなものを先に感じました。


最初の画像は最初の画像はJR天王寺駅側となるビル北東から、2枚目の画像はビル南西から撮影しています。
こちらは北西から見上げたものです。

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大まかに分けて低層部・中層部・高層部の3段になっているこのビルですが、それ以上に外壁が複数の面で構成されており見る角度によって形が変わります。
巨大過ぎるのと面が複雑すぎて全体のビルの形がいまいちイメージできません(笑)
しかもこれだけのビルのファサードのほぼ全てがガラスで覆われています。
総事業費760億円と言われる建設費も頷けます。


いよいよこのビルの目玉でもある展望台「ハルカス300」へ上ります。
ビルの最高部となる58・59・60階に設けられた展望台です。
【あべのハルカス】:ハルカス300(展望台)

入場料は当日券で大人1500円です。さすがにいい値段がします。
私が訪れたのは10時半位でしたので想像していたよりは並ばずにチケットを購入出来ました。
予め料金を支払ってほぼ並ぶこと無くチケットを引き換えできる「日時指定券」なるものもあるようですが、そちらの場合は通常料金に500円が加算されます。


入場ゲートは16階にあります。

201408abenoharukas-14.jpg

2階の入口からここでエレベーターを乗り換える感覚ですね。チケット確認もここで行います。
エレベーターはここ16階から到着階の60階までノンストップ。わずか50秒しかかかりません。
うまく撮影はできませんでしたが、スケルトン仕様の天井やLED照明による演出にまず感動しました。



到着です。

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もちろん全てガラスカーテンウォールが採用されて開放的な空間です。


60階まで中央部の2層分が吹き抜けとなっており、58・59階とも自由に行き来することができます。

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58階の「天空庭園」から。地上300m近い上空の空気を直接味わえます(笑)
上の回廊になっている所が60階です。


58階の反対側から。

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ヘリポートに建物の最高部300mを表す表示があります。
60階の回廊の床で288mだそうです。


このような屋外のテラスですと、とても地上300m近くにいる感じがしません。

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よくこんな施設を作ったものですね。本当に素晴らしいです。


景色をじっくり見ていきましょうか。
一番見ごたえのありそうな北側です。

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一体どこまで見渡せるんでしょう(笑)
手前の緑地は天王寺公園です。動物園や美術館があるそうです。
画像中央上付近に超高層ビルが数えきれないほど密集している地域が大阪駅周辺の「梅田」地区です。

望遠。

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奥(北)に向かって並ぶ「グランフロント大阪」や中之島フェスティバルタワー等を見下ろしています。


天王寺公園の西側には大阪のシンボルの一つ「通天閣」も確認できます。

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梅田周辺とは対照的に、ここからですと探さないと分かりません。


もう少し西側には「京セラドーム大阪」が。

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東側です。

201408abenoharukas-11.jpg


塊上の雲が広い平野に影を落としています。こんな空撮のような画が撮れるとは…


東側目下にはマンションが立ち並びます。

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ガラスを多用しバルコニーの目立たないワタシ好みのビルは「シティタワーグラン天王寺」。
はるか下に見下ろしていますが、これでも高さは161mで43階建ての分譲マンションです。(Wikipedia
こういう外観のマンションが広島でも増えてくると嬉しいのですが。

このビルのすぐ隣を通る線路が近鉄南大阪線です。まさにこのあべのハルカスと一体になった「阿部野橋ターミナルビル」(大阪阿部野橋駅)から発着しています。

右奥から左に向けて貫く線路がJR阪和線です。
近鉄線と交差していますが、その手前(天王寺駅側)でも複数の立体交差が見られます。

201408abenoharukas-12.jpg

画像右奥へ伸びていくのが阪和線、左奥へ伸びるのが大阪環状線の線路です。
最も上空を通る道路は一般道のようです。



最後に南側を少しだけ。

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画像右奥に長居陸上競技場が確認できます。現在はネーミングライツにより「ヤンマースタジアム長居」と呼ばれています。
手前には阪神高速14号線が街を貫きます。さすが大阪です。



展望台「ハルカス300」からの画像は以上です。
以下少し付け加えます。

エレベーターを降りて入場ゲートと同じ16階に戻りました。ここにも屋外の庭園が設けてあります。
一応ここからの風景も撮ってみました。

201408abenoharukas-15.jpg

落ち着きますね(笑)
実はここ16階でもすでに80mくらいの高さがあります。


同じ16階のタワー棟内です。

201408abenoharukas-16.jpg

17階へのエスカレーター付近です。17階はカフェとオフィスフロアへのエントランスとなっています。
2層吹き抜けになっておりとてつもない高級感を感じます。
大阪でも屈指のハイグレードオフィスなだけありますね。


最後はあべのハルカスの西側に接する「阿倍野筋」を歩道橋から撮りました。

201408abenoharukas-17.jpg

ここは大阪府に唯一残る路面電車「阪堺電気軌道」の上町線が通ります。
もともと中央の電柱が建つ[軌道+片側1車線ずつ]の道路だったようですが、西側へ大規模な拡幅工事が行われていました。
拡幅した方には2011年にオープンした大型商業施設「あべのキューズモール」が立地しており、通りの西側と東側で30年くらい時代が違うような感覚でした。
もちろん最終的には電柱・電線の地中化は行われるものと思いますが、路面電車の軌道も含めてどのような配置になるのか非常に興味深いです。


以上、日本一高いビルとなった大阪の新たな観光スポット「あべのハルカス」のレポート・感想でした。
高い所が好きな私にはかなり楽しめました。

1/4くらいの高さでいいので広島にも展望施設のあるビルが欲しい(笑)



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大阪駅北の巨大複合施設群『グランフロント大阪』

2014年09月01日 19:40

先日改良されたJR大阪駅の様子を紹介しました。
【関西シリーズ】総事業費2100億円!JR大阪駅・大阪ステーションシティ

グランフロント大阪は、大阪駅の北口に広がる梅田貨物ヤード跡地の再開発エリア、通称「梅北(うめきた)」エリアの一部に昨年春開業しました。
【公式】:グランフロント大阪|GRAND FRONT OSAKA

大きく分けて2つの街区、4棟の超高層ビルで、
オフィスや商業施設、コンベンションセンター、マンションなどから構成されます。

大阪駅のノースゲートビルディング前のデッキには、グランフロントの案内を兼ねたコンクリートのオブジェがありました。

201408grandfront-15.jpg



まず再開発エリアでも最も南側の大阪駅に近い部分に建つのが「南館」です。

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高さ179.5m、地上38階・塔屋1階・地下3階の「タワーA」
高層部のオフィスと低層部の商業施設で構成されます。


大阪駅とは幅の広いペデストリアンデッキで直結しています。

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雨よけも手すりもガラス張りで非常に開放感がありますね。


デッキから南館に入ってすぐ、このような変わった柱があります。

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希望の柱=「ウィッシュボーン」と呼ばれているそうです。
実際に建物の構造として機能しているんでしょうか。


グランフロントの南館と大阪駅の間には、およそ1万平方メートルを有する「うめきた広場」が整備されています。

201408grandfront-3.jpg

吹き抜けのアトリウム広場へ通じる大階段が綺麗です。
「うめきた広場」はすでにイベント広場として機能しており、オクトーバーフェストを始めとする集客イベントが定期的に開催されているそうです。


広場の北側には人工の水辺が整備されています。
その水辺にまるで浮かぶように建てられているのが「うめきたSHIP」。

201408grandfront-4.jpg

1階はカフェ、2階は多目的ホールとなっているそうです。
人工池の水が流れこむ、うめきた広場の地下も飲食店になっているようです。
空間の使い方、建物のシンボル性は素晴らしいですね。


それでは北館に移動します。

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高さ175m、地上38階・地下3階の「タワーB」



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高さ154m、地上33階・地下3階の「タワーC」

北館はこれらの超高層ビルと2棟をつなぐ低層部の商業・コンベンション施設で構成されています。
タワーBの高層部はオフィステナント、タワーCの高層部はオフィステナントと高級シティホテル「インターコンチネンタル大阪」が入居します。
タワーCの画像は地上9階の「北館テラスガーデン」から撮影しているので、地上から見ればもっと高く見えると思います。
リーガロイヤルホテル広島(NTTクレド基町)とほぼ同じ高さですからね。
個人的にはグランフロントのタワー群の中では、タワーBのデザインが低層部も含めて好きですね。
広島にもこんなのができたら毎日眺められるのに(笑)


北館の内部より、南館タワーAの低層部から一本の導線で連続する大型ショッピングモール「グランフロント大阪 ショップ&レストラン」。

201408grandfront-7.jpg

なんとも言えない重厚感と高級感が漂います。
これら低層部の商業施設は延約4万4000平方メートルを有し、大阪駅北口の飛躍的なショッピングスポット化の一翼を担っています。


北館低層部のタワーBとCの中間に当たる部分では、「ナレッジ・キャピタル」と呼ばれる6階まで吹き抜けの大空間に面した施設があります。

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延約8万8000平方メートルにも及ぶ大規模なテナントスペースを貸し出し、
"国内外、産学官の連携による新たな価値を創造する"
というのがここのコンセプトだそうです。
つい身近な、広大跡地「知の拠点」構想を思い浮かべてしまうわけですが、
こういったものはやはりヒト・モノ・カネが集まる大都市だからこそ成り立つことができるものであるような気もします。
ましてや県下トップの大学を他所に移転させてしまった我が街には…。


話を元に戻しまして、ナレッジ・キャピタルが面する吹き抜けの大空間は、天井の全面ガラス窓からさんさんと太陽光が降り注ぎます。

201408grandfront-6.jpg


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いいですね。


タワーCのさらに北側には超高層の分譲マンションが建っています。

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高さ174.2m、地上48階・地下1階の「グランフロント大阪オーナーズタワー」
横着をしたのであまりいい角度ではありませんm(_ _)m
総戸数525戸。きっと高かったのでしょうね。



ここまで昨年春開業したグランフロント大阪を紹介してきました。
今回の開業地区は、総面積24haの梅田北の貨物ヤードのうち7haを先に開発した先行開発区域です。
残る後発開発区域(2期)も、ヤードの完全移転が完了した現在、事業が進行中です。

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北館のテラスから南西方向を見ています。
画像右下から奥にかけて広がるのが2期の開発区域です。左側が大阪駅のノースゲートビルディングですね。
線路を挟んだ奥の超高層ビル群はかなりの迫力があります。

建築家の安藤忠雄氏を委員長とする審査会で今年3月、最優秀案に選ばれた民間開発者10社の提案が公表されたようです。
【Re-urbanization -大阪再都市化-】:うめきた2期区域開発に関する民間提案募集における優秀提案が決定!

条件にされているのだと思いますが、区域の大部分が緑あふれる公園になっている案が多いです。
"大阪駅北口から望む"梅田スカイビルの眺めというのもひとつのポイントになっているようです。
名だたるデベロッパーからこれだけの案が集まるのは、大阪そのもの、大阪駅北口に隣接というポテンシャルの高さを新たしているように思いますね。
2020年代半ば頃には全体の開発が完了する予定だそうで、今後が楽しみですね。


最後に、その大阪駅北口デッキからみた梅田スカイビルです。
北館タワーCがくっきりとガラスに反射しています。

201408grandfront-1.jpg

【公式】:グランフロント大阪 「うめきた広場」他、まちのオープンスペース名称決定(PDF, 755KB)



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おおさか東線整備で生まれ変わる新大阪駅構内

2014年08月30日 19:30

JR西日本では貨物輸送専用であった城東貨物線を活用した新たな旅客営業路線となる
「おおさか東線」の建設が進められています。
現在、大阪府八尾市の久宝寺駅から大阪府大阪市鶴見区の放出駅までが開業しており、
平成30年度末(2019年春)を目処に新大阪駅まで延伸開業する計画です。
【Wikipedia】:おおさか東線
【大阪外環状鉄道株式会社】:おおさか東線


このおおさか東線の乗り入れに向けて、JR新大阪駅では新たにホームを増設し既存ホーム・駅舎を改修する工事が行われています。
【レスポンス】:JR西日本、新大阪駅で15・16番線ホームを移設…おおさか東線工事の一環


それらを撮影してきたので紹介していきます。

新大阪駅は在来線と新幹線が斜めに交わるような形となっています。
乗り換えコンコースとなる3階から、在来線改札口付近の様子です。

201408shin-osaka-8.jpg

奥が在来線の柵外コンコースです。このあたりはリニューアルされて本当に美しくなっています。


コンコースの最も東寄りに移動しました。

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リニューアルされた部分とまだ工事中の部分が混在しています。
天井の等間隔に開いたスリットから照明が通路を照らしています。これはかっこいいです。


在来線ホームは"新ホーム増設、玉突き方式で旧ホームから機能を移設…"ということが繰り返し行われており、
現在は旧15・16番ホームがリニューアル工事中となっています。

201408shin-osaka-1.jpg


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エスカレーター・エレベーターの新設や、ホームの美装化などが行われています。


旧17・18番のりばは一足早くリニューアルが行われ、昨年12月8日から新15・16番のりばとして使用が開始されました

201408shin-osaka-4.jpg

エスカレーターのステップはやはり緑色なのですね。

階段付近の様子。

201408shin-osaka-6.jpg

真っ白な天井の化粧板がたまらなく良いです!やわらかみのある床材と合わせてかなり高級感があります。
何より橋上駅(ここは新幹線の下ですが)であってもここまで明るさを感じられるのが素晴らしいですね。
ここに引き締まった黒い発車標がまた映えます。


駅構内の信号機を見上げます。

201408shin-osaka-5.jpg

この黒い支柱はどこかで・・・・


コンコースから新しくなったホームへ降りる階段の様子です。

201408shin-osaka-3.jpg

色使いは分かりませんが、おそらく広島駅もこのように階段の傾斜に合わせて天井が高くなるような構造になると思います。
天窓が設けられるので自然光が入る明るい階段になりそうです。

201408hiroshimaeki1-16.jpg
広島駅橋上駅舎(今月撮影)


新大阪駅は引き続き使用するホームを入れ替えながらリニューアル工事が行われていきます。
おおさか東線開業後の姿がどうなるのか非常に楽しみですね。
新大阪駅は以上です。

この記事とセットで、広島駅改良工事の様子も更新しております。
なぜセットにしたのかはご覧いただくと分かるはず…?
広島橋上駅新築他工事 2014.08(Vol.38) 化粧板、信号装置など



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総事業費2100億円!JR大阪駅・大阪ステーションシティ

2014年08月25日 21:28

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このたび京阪神の方へ足を伸ばしてきました。
先日の尼崎駅の様子に続いて、今回はJR大阪駅を取り上げます。
【関西シリーズ】リニューアルが進むJR尼崎駅。広島駅に近い?

大阪駅は2003年から2011年にかけて大規模な駅改良工事が行われ、新たなショッピングスポット「大阪ステーションシティ」として生まれ変わりました。大規模な大屋根は全国的にも有名になりましたね。
この「大阪ステーションシティ」開業後に大阪へ行くのは初めてでしたので、かなり期待して乗り込みました。
開業してからは3年ほど経過していますが、改めてまとめてみます。

まずはホームの様子から紹介していきます。
主に大阪環状線が発着する1・2番のりばです。

201408osakaeki-1.jpg

いきなり度肝を抜かれました。
折り上げ天井に間接照明、駅名票に至るまで全てが洗練された印象を受けます。素晴らしいです。


こちらは京都方面の在来線が乗り入れる8番のりば。

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大阪環状線の屋根と、橋上の連絡通路下部は、このように同じ意匠の仕上げとなっていました。
やはり白という色は汚れや色褪せがなければとても清潔感があり綺麗ですね。


連絡通路にかかる部分以外のホーム屋根は、当初は駅全体にかかる大屋根のお陰で極力設置されない方針でしたが、
ご存知の通り雨天に雨がホーム中央部まで吹き込むことが発生したため、既存の骨組みを活かした透明な屋根が設置されています。

201408osakaeki-9.jpg


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大空間をつくる大屋根が垣間見えます。非常に明るいです。


8番のりばです。

201408osakaeki-23.jpg

列車は225系です。広島に投入される227系にも多くの部分が引き継がれるものと思われます。


大屋根の範囲を超えるホームの両端ではこのような膜材を使用したホーム屋根が採用されているようです。

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連絡通路のすぐ近くのほんの一部分ではホーム屋根がない開放的な空間を味わうことができます。

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もう散々し尽くされた議論だとは思いますが、やはりせっかく"開放的な空間を"と造られた大屋根の下にさらにホーム屋根があるのは勿体無く感じたのが正直な感想です。。
それにしてもホーム上を垂直に横切る大きな"ガラスの箱"がとてつもない存在感をあらわしています。


さて、ホームへ繋がる橋上の乗り換え通路へ上ります。
駅南側(サウスゲートビルディング側)にあたる環状線ホームを上った辺りから、改札内乗り換え通路北方向を望む。

201408osakaeki-3.jpg

天井が高い!これが自由通路だと言われてもおかしくないくらいですね。
頭上にかかる発車標はフルカラータイプのLEDです。
画像左上には見慣れたお店の広告がありますが、液晶パネル12枚を並べて構成されるデジタルサイネージです。


7・8番のりば上空付近まで進み振り返ります。

201408osakaeki-5.jpg

なんと明るくて開放的な連絡通路でしょうか。
調べてみるとこの乗り換え通路は、幅12m、長さ86m、天井高は6mあるそうです。

明るさの要因の一つは東側ほぼ全面のガラス窓。

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先ほど下から見上げていた"ガラスの箱"から列車を見下ろすことができます。


この大規模な改良工事を受ける前は、大阪駅は純粋な"高架駅"でメインの改札口はホームの下(1階)にありました。

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「中央口」改札もここ1階にあります。
数年前までメインで使用されてきただけあって十分広くて綺麗でした。



行ったり来たりになりますが、橋上の乗り換え通路を9・10番のりば上空となるノースゲートビルディング付近まで進みました。

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南側(サウスゲート)方向を見ています。
柵内通路はここで行き止まりです。右手に見えている空間は柵外通路になります。
連絡橋は2層の構造になっており、今いる下の層はほぼ半分ずつ乗り換え通路と南北連絡橋(自由通路)で分け合う形となります。
上の層はメディアにもよく取り上げられている「時空の広場」です。この後紹介します。


この乗り換え通路のほぼ真ん中に位置する「連絡橋口」改札付近まで戻りました。

201408osakaeki-6.jpg

何度見てもこの広さは素晴らしいです。


改札を抜けます。柵外連絡橋から改札口付近を。

201408osakaeki-13.jpg

事あるごとに感じるのが、天井から伸びる案内サインのわかりやすさ。
広島駅にも受け継がれるといいですね。


改札口を出て連絡橋を南へ向けて進みました。サウスゲートビルディングに接続します。

201408osakaeki-14.jpg

駅改良と同時に建設されたノースゲートビルディングと異なり、南側ではすでに1983年にビルが完成していました。
(旧愛称「アクティ大阪」。駅改良により「サウスゲートビルディング」に改称。)
そのため設計が異なる連絡橋とはフラットで接続することができず、このように段差が生じています。3階と4階の間のようです。


それでは、現在の連絡橋改札口レベルから一層上に上がり、「時空の広場」へと移動します。

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連絡通路と乗り換え通路の上に設けられた「時空の広場」。ノースゲートビルディングが正面にかまえています。


非日常感とはこういうことを言うのでしょうね。

201408osakaeki-18.jpg

とはいえ毎日ここを利用して通勤・通学する方も大勢いらっしゃるのですから、羨ましい限りです。


ノースゲートビルディングを1層上がりました。

201408osakaeki-17.jpg

シンボルとなる時計台がこちらとあちらに2ヶ所。カフェもあり待ち合わせにはピッタリな場所です。
「広場」とはよく言ったもので、これは確かに「連絡通路」ではなく「広場」だと感じました。


ノースゲートビルディング7階から、北口の方向を眺めました。

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目前に、こちらもメディアで取り上げられていた"梅北"の再開発地区「グランフロント大阪」が立ちはだかります。
こちらはまた次回取り上げたいと思います。


ノースゲートビルディング2階の「アトリウム広場」まで降りました。

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大屋根の方を振り返っています。非常に立体感を感じる構造です。


ノースゲートビルの東側には、JR西日本系の商業施設「LUCUA-ルクア-」が。
西側には百貨店の「JR大阪三越伊勢丹」が入ります。

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こちらの「JR大阪三越伊勢丹」は現在売り場改装中で大部分が休業しています。
開業3年。採算が取れず売り場面積の半分以上を減らしその分をルクアと一体運営の専門店にするのだとか。
競争が厳しいのは百も承知だったとは思いますが、結果として敗北に終わってしまったようです。。


駅を少し北へ離れて、グランフロントのタワーA付近から眺めます。

201408osakaeki-20.jpg

広場からの大階段が飲み込まれるようにアトリウム広場へ続きます。
この一角を見ても幾つもの商業施設が犇めきます。大本営JR西日本のお膝元、大阪駅はやはり凄かったです。


大変長くなりましたが以上です。
実は今回天気が悪い日が続いたこともあり、「いつ行くの?今でしょ!」的な、割と行き当たりばったりな感じで行動していました。(笑)
駅の外観などもっと撮りたかった所がたくさんあります。。機会があればまた行きたいです。駅を見に。



○参考
【梅田経済新聞】:JR大阪駅、橋上駅舎の供用始まる-南北つなぐ連絡橋も
【大林組】:大阪駅のホーム上空に巨大なドーム屋根が出現
【Wikipedia】:大阪ステーションシティ



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