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2016年05月18日 23:58
廿日市市とJR西日本は、JR廿日市駅の南北自由通路の整備とそれに伴う駅の橋上化を行う工事を進めてきました。
昨年10月に南側階段から2階改札口までが暫定供用を開始しその素晴らしい内装の通路を見せてくれましたが、
今年の2月20日に北側階段が供用を開始し、南口と北口を繋ぐ自由通路が「開通」しました。
前回の状況です。
JR廿日市駅 橋上化工事 2015.10(Vol.7) ここにしか無い駅舎の誕生
駅構内のホームの様子から。



改札口が2階に移動して半年経ちました。
地元の利用者にもかなり定着したのではないかと思います。
この春から登場した休日の快速「シティライナー」では、廿日市は通過駅となります。
停車する列車も通過列車も新型車両がかなりの割合を占めます。
改札を出ます。北口広場に行く前に、南口へ降りる階段付近の様子です。


相変わらず木のぬくもりを感じられる、他とは一線を画する駅舎です。
前回はエレベーターがまだ工事中でしたが、こちらも2月20日から使用できるようになりました。
時間の都合で外には降りていません…
さて、ここから新たに開業した北口広場に向かいます。
自由通路の北端から。

画像左側にまだ仮囲いが残ります。
エレベーターと北口東向きに降りる階段が整備中です。
自由通路北端から見る、北口のビューです。



2月に供用を開始したのはこの北口広場西向きに降りる階段です。
コンパクトですが南口と同じ
目の前でマンションの建設が始まっていたり、隣で食品スーパーの「フジ」がオープンしていたりと、
ほんの1年前とは全く違う景色が広がっていました。
JR廿日市駅南北自由通路 新設工事 2015.04(Vol.4) 鉄骨工事で激変!
北口に乗り入れるバスやタクシーのため、こちらの西側には上屋が完備されています。



ここからホームがすぐそばに見えました。
着工前、名物だった桜が見られなくなるようなことを読んだ記憶がありますが、この通り同じように電車を待つ間は桜を見ることができています。
北口駅前広場から、駅舎を。



切妻の屋根が左右対称に階段まで続いていて綺麗ですね。
透明感のあるガラスと木材のマッチングも良いです。
北口のロータリーはこの時造成中。7月末に全て完成する予定です。
廿日市駅北口から、北側の佐方小学校方面。



東側にスーパー、西側に分譲マンションが建ち始め、街並みは激変しています。
丘を切り開いて造成されたこの付近一帯は、新たな住宅街として今後成長しそうです。
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2016年05月06日 21:27
世界遺産の島 "宮島" へと渡る広島県廿日市市の宮島口では現在、
新たに港湾の埋め立てを行いフェリーを運行する2社の統合旅客ターミナルや緑地、新たな待合スペース等を整備する
「厳島港宮島口地区港湾整備事業」が行われています。
【広島県】:厳島港宮島口地区港湾整備事業について

埋め立ての様子が分かる角度がかなり限られます。
桟橋が仮移設されるまで使用されていたフェリー乗り場付近から。


前回はコンクリートのケーソンが見えている状態でしたが、
土砂が搬入されて先まで地続きになっています。
さて、廿日市市はこの統合フェリーターミナルを含め、JR宮島口駅付近から桟橋を中心とした一帯の将来像を決める
「まちづくり国際コンペ」を実施しました。
【公式】:宮島口まちづくり国際コンペ
国内外から多数の提案が寄せられ、昨年10月に最終審査が行われました。
3つの優秀賞や傑作集が上記HPからPDFで見られるようになっていますのでご覧ください。
広電宮島口駅は移設するものとして提案されている作品が多いですね。
最後に、観光客を迎える一つの拠点である、JR宮島口駅。
休日夕方の広島方面のホームです。

非常に多くの観光客で溢れています。
欧米からの来られた方がかなり多い印象です。
この方々にこそ、快速シティライナーに乗ってもらえれば、横川~新井口沿線利用者とも綺麗に棲み分けができて
まさにこの快速が狙った通りの状態になります。
しかし、基本的には"来た列車"に乗るのが一般的な行動であり、4両の普通列車に殆どの乗客が運ばれていきました。
普通列車の追い越しをしないので尚更です。
利便性や快適性向上のため、案内方法はこれからもう少し工夫すべきかと思いますね。
話が逸れましたが、統合旅客ターミナルや緑地、新たな待合スペース等を整備する宮島口地区港湾整備事業は2019年度末の完了予定です。
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2016年04月28日 23:40
シリーズ「シティライナーで巡る 山陽線沿線開発」
今回は大野浦駅です。
JR西日本「宮島口」駅から岩国方面に2駅進んだ廿日市市の「大野浦」駅では、
昨年8月から南北自由通路の整備と駅機能の橋上化を行う工事が行われています。
議員さんのブログです。
【広畑裕一郎のがむしゃらブログ】:JR大野浦駅南北自由通路・橋上駅29年4月供用へ(廿日市市)

平面図(上記HPより)
自由通路は長さ72m、幅3m。エレベーター2基と公衆トイレを新設します。
また、現在北口にある駅舎を橋上に移動させることで、北口広場の拡張と市道の拡幅も行われる予定です。
前回、着工当初の昨年8月に訪れた時の様子です。
JR大野浦駅、橋上化に向け着工
駅構内の跨線橋上から見下ろした様子。

ホーム東側(手前)の上屋が大きく撤去され、橋上駅舎の基礎工事が行われています。
1番のりばの改札寄りが最も大きく変化していますね。




工事中の箇所はもちろん使えないので、北側に仮通路が用意されています。
改札を出る前に、、
大野浦駅は岩国方面の電車が広島方面に折り返すことが出来る構造で、快速停車駅にもなっています。
休日は特に普通・快速の接続や大野浦止まりの列車がよく見られます。




岩国方面は大野浦以降、快速「シティライナー」も各駅に止まります。
逆に広島方面は止まらない駅が出てくるので、目的駅によってはここで乗り換えが必要になります。
ますます利便性の高いバリアフリーな駅舎が求められます。


駅舎の中に、工事の完成イメージが掲示されていました。
1枚目の画像は北口のイメージとほぼ同じ角度から撮影しています。
現在の駅舎が取り壊されることで、北口広場は少し広くなります。
南口に回りました。


1枚目はこちらも完成イメージ図と同じ角度で撮影しています。
駅前広場だけ先に整備されて10年以上。ようやくこの南口も本格的に機能するようになります。
2017年4月の供用開始予定です。
最後に。

このレールを使った跨線橋も、橋上化によって撤去されます。時代を感じますね。
今回の写真を15枚アップロードしています。PC推奨です。
【Flickr】:2016/04 大野浦駅橋上化工事
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2016年04月25日 23:58
2016年3月26日に実施されたダイヤ改正により、広島地区のJRでは土休日の日中における快速「シティライナー」が復活しました。
今回のシティライナーは全て新型車両の227系「レッドウィング」で運行され、岩国方面(Rライン)へは広島を出ると五日市までノンストップとし宮島口までの所要時間を短縮するなど、
同じ名称ですが過去のそれとは全く違う列車になっています。
せっかくですので、その快速シティライナーに乗って山陽線R(広島~岩国間)沿線で進む都市機能の整備を一気に取材してきました。
「シティライナーで巡る 山陽線沿線開発」シリーズ。


広島駅からスタートです。
岩国方面の快速列車はほとんどが2番のりばから発車していました。
貨物列車以外ほとんど利用されていなかったのりばが日の目を見ているようです。
ほぼ30分間隔で運行される快速の両数はほとんど5両か6両編成、車両の工面の都合もありそうですが、
昼の時間に8両の快速列車も運転されています。
数年前では考えられなかったことですね。
タイトルの通り今回は岩国駅橋上化工事の特集記事です。

広島駅を出発して40分ちょっとで、岩国駅に到着しました。
レッドウィングどんだけいるの(笑)


3両編成が4本連なって留置されています。もう少しで12両編成。
さすが広島シティネットワークの西の拠点です。山口県ですけどね。
岩国駅はちょうど1年前に初めて訪れました。
JR岩国駅 自由通路と橋上駅舎の建設工事が開始!
ちょうどこの頃から、岩国駅では南北自由通路を建設し駅機能をホーム上に移すことなどを盛り込んだ
橋上駅舎駅の建設工事が始まりました。
【岩国市】:岩国駅周辺整備事業について

2017年度の供用開始を目指し自由通路と橋上駅舎の建設が行われています。
駅舎の完成後は東西駅前広場の再整備や接続する道路の線形改良や地下道の改修なども行われる予定です。
1年経過しホーム上は現在このようになっています。




元々の跨線橋の北側(広島寄り)の大部分の上屋が撤去され、各ホームで基礎工事が行われていました。
1年ぶりの岩国駅だったこともあり、元々どんな雰囲気だったか思い出せないほどの変化です。
ちょうどこの頭上に自由通路や橋上駅舎が整備されます。
ホームの状況をもう少し。



米軍岩国基地・錦帯橋空港がある東口の方には巨大なクローラークレーンがいました。
「岩国フレンドシップデー」は今年もゴールデンウィークの5月5日に開催されます。
駅は工事中ながら、駅名標がラインカラー対応のものになっています。
ここの駅名標や電車内の路線図を見ても、非公式に岩国地区のラインカラーも導入が始まろうとしているようですね。
岩徳線は緑のようです。
改札の方に向かいます。



旧跨線橋は元々改札があった地上駅舎の方に降りる階段が既に解体され、工事中の間のみ使用する階段が反対方向に取り付けられました。
そもそも駅舎が完全に無くなっていますね。。
改札を出ました。まずは市街地が面する西口の様子から。




1枚目の画像と完成イメージ図はほぼ同じ角度のものです。
イメージ図が当初より鮮明になっていますね。
高い吹き抜けの天井と黒で引き締まった庇は、かなり高級感がありそうです。
旧駅ビルは先程も触れましたが完全に解体されていました。
現在は工事の作業ヤードになっているようです。
駅前広場の前を南北に走る国道は現在このようなあまり意味のないロータリーによって曲げられていますが、
自由通路が完成する2017年度以降、直線に改良されます。
速度抑制の目的もあったのでしょうが、まっすぐにした方が駅広の面積も広く取れて効率的ですよね。
東口に移動しました。


ここに至る地下道が薄暗くてメチャ怖かった…
東口駅舎も西口と同様のコンセプトで整備されます。
現在は本当に何も無い状態なので、イメージも大きく変わりそうです。
自由通路および橋上駅舎は2017年度の供用開始予定です。
28枚アップロードしています。
【Flickr】:2016/04 岩国駅橋上化工事
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2016年02月15日 00:51
取り上げるのが遅くなりました。この話題です。
地場流通大手のイズミは、広島市西区扇の「'89 海と島の博覧会」跡地に建設する新しい大型商業施設の詳細を明らかにしました。
キーテナントにはイズミの食品スーパーの他、
「蔦屋書店」を手掛けるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)によるT-SITE、
関東などで住空間提案型のホームセンターを展開するカインズが広島で初めて出店します。
【イズミ】:『広島西部SCプロジェクト(仮称)』新築起工のご案内(PDF, 1.1MB)
【広島経済新聞】:イズミが広島・商工センターそばに複合商業施設 キーテナントに「T-SITE」も

完成イメージ(上記サイトより)

平面図(上記サイトより)
落札予定価の2倍でイズミが土地を取得してからはや3年。
ようやく詳細が明らかになりました。
「広島T-SITE」のオープンにはかなり驚きました。
初めてオープンした代官山の店舗は、あまりにもオシャレな店作りで話題となりました。
完成予想図と店内のゾーニング図を見比べると、中央部のT-SITE/蔦屋書店の部分が大きくガラス張りになっていることが分かります。
これは期待したいですね。
しかし、立地的にこんなところに出店するのは少し複雑です。
ここ扇の海島博跡地は公共交通路線が乏しく、
昨年オープンしたゆめタウン廿日市やアルパーク、イオンモール広島府中などと比較しても際立ってマイカーでの来場比率が高くなることが予想できます。
交通の利便性の高い都市部への出店が多かった中、よく出店を引き受けてくれたものです。
工事を既に開始しているとのことだったので、先日見に行ってみました。


お知らせ看板など。
何機もの掘削機が入り基礎工事が始まっていました。



手前の広島南道路側が広い平面駐車場になるようです。
南道路から振り返ります。



ここから広島駅南口のBブロック「シティタワー広島」が見えるのが不思議な感覚です。
商工センター内は幹線となる南道路がほぼ立体化されており、東西の交通はかなりスムーズです。
2年前に南道路が開通して、デルタ内湾岸部からのアクセスも良くなりました。
1月からは広島市の社会実験の一環で、アルパークから南道路を通り広島港を経由してイオンモール広島府中に至る「湾岸線」の運行も始まっています。
【広島市】:「バス路線を統合する社会実験」の実施について
ここにゆめタウンが出来るという報道があった時は残念に思いましたが、
大部分をテナントに賃貸させるのは確かに今までに無かったイズミの形態。名称も「ゆめタウン」にはならないのも頷けます。
もう郊外大型SCは広島市内では飽和状態ですから、こういった個性を各施設がどんどん出していってほしいですね。
2017年春の開業予定です。
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